研修医記録


関東労災病院
臨床研修医 市川 裕一
(研修期間 H28.7.1~H28.7.29)
 柿崎病院での1カ月間、本当にたくさんのことを学ばせていただきました。今回地域医療研修として、柿崎病院での研修の機会を頂きましたが、関東労災病院では昨年度まで近隣のクリニックでの研修のみでありました。しかし、今年度から柿崎病院での研修を行えることとなり、自分自身地域医療研修は地方でしたいという思いがとても強かったので、新潟での研修を希望させていただきました。この場をお借りしてこのような素晴らしい機会を与えて下さった柿崎病院の病院長である藤森院長をはじめ職員の方々、関東労災病院の方々に心より御礼を申し上げます。
 今回の研修では新患外来・主治医としての病棟業務・胃カメラなどの検査・訪問診療・近隣中学校での禁煙教育・地域包括ケアに関する講演会への参加など多くの経験をさせて頂きました。どれも自分自身にとって、これまであまり経験のないことでとても勉強になりました。その中でも特に印象に残ったのは以下の二つです。
一つ目は、病棟で患者さんを主治医として担当させていただいたことです。もちろん先生方の指導の下に診療にあたらせていただきましたが、主治医として診ることで本当に多くの経験を積むことができました。退院調整を行ったり、退院調整カンファレンスに参加したり、本人・家族・病棟看護師・ケアマネージャーと話し合いの場を持ち患者さん・患者家族にとって最善の方法を話し合うことで、病気を治療することだけが医療ではなく、総合的に「診る」ことの重要性を学びました。また、退院がゴールではなく、退院後の患者さん・患者さん家族の生活も考える必要性があり、地域医療として繋がることの大切さを学びました。この経験は今後の自分の医師人生に是非活かしていきたいと思います。
二つ目は訪問診療です。今回院長先生に同行し初めて訪問診療を経験させて頂きました。ご指導も直接頂き、訪問診療の難しさや大変さ、地域医療としての重要性を学びました。病院ではなく自宅での治療を継続する。これは家族の支えはもちろん重要ですが、ショートステイやデイサービスなどの施設、訪問介護士・訪問看護師・医師全員が地域包括ケアとして連携しなくては実現しないとういことがわかりました。この繋がり・連携こそが地域に根ざした医療として重要であることを学びました。急性期病院であると、こういった形で患者さん・その家族に寄り添う医療はなかなか経験が出来ないので、本当に貴重な経験を積むことが出来ました。この経験を活かして、今後は患者さんの背景まで考えて診療に従事していきたいと思います。
 そして、1カ月という短い期間であったにも関わらず自分がこれ程までに多くの事を学び、経験できたのも藤森病院長をはじめ、諸先生方、看護師・薬剤師・放射線技師・検査技師・理学療法士・クラーク・医事課・経営課の皆様のおかげだと思います。仕事がわからなくご迷惑をおかけすることも多々ありましたが、優しく一から丁寧に教えて頂き誠にありがとうございました。まだまだこの地で働きたいと思う程居心地がよく、とても働きやすい職場でありました。本当に1カ月間ありがとうございました。
 


上越総合病院
臨床研修医 古川 絵美
(研修期間 H28.3.14~H28.4.8)
 2016年3月14日から4月8日までの約1か月間、柿崎病院で研修させていただきました。初めに、研修期間中に関わった皆様に心より御礼申し上げます。特に、藤森院長先生をはじめ諸先生方には、ご迷惑をおかけした点も多々ありますが、温かくフォローしていただき、研修の支えになっていただいたことに感謝しております。
研修期間中は、初めて外来業務を担当するということで、毎日とても不安でした。問診事項を聞き漏らす、思考の整理がうまくいかない、そもそも知識が足りないなど、日々自分の力のなさを痛感しました。そういった中で指導医の先生方が考え方の筋道や着目点を示して下さり、視界が開けるようなことがたくさんありました。もっとこうすればよかったと反省し、翌日気を付け、また新たな反省点が見つかって…といったことを繰り返す中で徐々に自分の診察の型が出来ていき、初めのころよりはスムーズにできるようになったと思います。
主治医として入院患者さんを受け持つことも初めてでした。指導医の先生方、コメディカルの方々に助けていただきながらですが、より責任ある立場で患者さんとかかわり治療方針、退院のゴール設定を考えたことで、1つ1つの症例がとても心に残っています。
また、これまであまり経験のなかったDNARの確認や病状説明をすることで、医療者として患者さんの終末期にどのようにかかわるべきかを、今まで以上に深く考えるようになりました。
柿崎病院での研修は、地域医療ならではの視点はもちろんですが、それだけでなく、今後どの科に進んでも必要な普遍的な考え方を身に着けるよい機会であったと思います。まだまだ医師として未熟な私には初めて経験することばかりで、日々いたらない自分と対峙しきつく感じることもありました。そんな中で皆様の力を借りてなんとか研修を終えたことは、ステップアップにつながるとても貴重な経験でした。ここで経験させていただいたことを今後に生かし、より多くの方々に還元できるように、これからも日々努力していきたいです。
 


新潟大学医歯学総合病院
臨床研修医 田村 秀
(研修期間 H27.10.5~H28.1.3)
 県立柿崎病院での研修を終了するにあたり、まずは今回の研修を快く了承してくださった藤森院長先生を始めとする病院スタッフの皆様に、この場をお借りしましてお礼を申し上げます。
私は昨年4月より新潟大学医歯学総合病院で臨床研修を開始し、立川綜合病院での研修を経て、平成27年10月から3か月の間、お世話になりました。大学病院では病院で勤務する業務形態を勉強し、立川綜合病院では救急医療を中心とし基本手技の勉強をさせていただきました。進路として内科系を予てより志望していることもあり、これまでの研修で勉強したことを、一般内科診療を通してしっかりと身につけることを目的に研修させていただいた3か月間でした。
研修を通して感じたことは、それまでの研修とは異なり、外来診療から入院、退院に至るまでの期間を一貫して担当することにより、患者の社会的な側面もケアしていくことが、(それまでの認識よりも)難しいことであるということがわかったことでした。これまでの研修でも、それぞれの専門領域での勉強はしてきましたが、救急外来以外の外来患者を受け持つことはなく、私にとって非常に勉強になりました。加えて死生に対する価値観においても考えさせられる場面が多かったように感じます。地域医療病院の特性上、80-90歳代が中心となる入院患者の中で、治療対象は、「疾患」だけでなく、本人や家族の「死生観」、「生き方」について考慮する必要性があることを実感しました。インフォームド・コンセントなど、患者側の意見や主張を第一に捉える考え方は現代社会において当然のことであり、私達研修医も学生のうちから何度となく教育を受けている分野です。しかしながら、そういったことの必要性を肌で感じることのできた3か月間であったと考えています。
最後になりましたが、病院中のスタッフの方々が、短期間の研修にもかかわらず、私に温かく接してくださったことに心から感謝申し上げます。
県立柿崎病院が、今後も、地域住民の皆様にお役に立てる病院であり続けることを祈念しております。

 


上越総合病院
臨床研修医 萩原 昂
(研修期間 H27.11.2~H27.11.29)
 1ヶ月という短い期間でしたがとても中身の濃い研修をさせていただきました。院長の藤森先生を始め、鈴木先生、真水先生、麻生先生、看護師さん、他のコメディカルの方々には大変お世話になりました。ありがとうございました。
 私はもともと外科系志望なので現在まで内科をあまり研修してきませんでした。そのため入院患者を受け持たせていただくことはあっても、救急外来を除いたら外来をさせて頂くのはほとんど初めてでした。外来の患者さんでは救急外来とは異なり、検診異常であったり、前回の検査の結果説明というように、あまり教科書などでは勉強しづらいことで受診されることがあります。そのため救急外来のように「明日また受診されてください」ということはあまりなく、「次回は○月○日に予約しておくのでその時にまた来られてください」というように、今後フォローが必要なのか、必要ならどれくらいの期間をあけて来てもらわなければならないかということを考えなければいけません。そのような考え方をあまりしたことがなかったので最初はわからないことだらけでしたし、とても戸惑いました。しかし上級医の先生方のご指導のもとに少しずつ慣れていくことができました。
 入院治療にしても、今までは患者さんの認知症の程度や、要介護の程度、一人暮らしなのか、施設に入っているのかというような患者背景は私自身それほど重要視していませんでしたが、とても重要なことであると気づかされました。患者さんは80~90代の高齢者がほとんどなので、退院後はどのように生活していくのか、今後家族は介護していけるのかというように社会的背景も考慮しながら医療を行う必要があり、地域医療では特に必要になってくるものであると感じました。
 最終週には勉強会のプレゼンを担当させて頂きました。今まで大勢の前で発表する機会はそれほどなかったため少し緊張しました。また、他職種の方々が聞かれていたので、もう少し噛み砕いて説明しなければならなかったなと反省する部分もありました。しかし今後、いろいろな場で発表する機会があると思うので次につながる良い経験をさせて頂けたと思っています。
 柿崎病院での研修は、この2年間で自分に足りなかったこと、今後勉強していかなければならないことを見つけることができた有意義な1ヶ月になりました。このような貴重な経験をさせて頂けたのも、病院職員の皆様のおかげであると痛感しています。ここでの経験を今後に活かし、少しでも患者さんのためになる医療を行っていけたらと思っています。最後に、同期の田村先生にはいろいろと相談に載ってもらいました。ありがとうございました。
 


順天堂大学医学部付属 順天堂医院
臨床研修医 南出 直之
(研修期間 H27.4.1~H27.4.30)
 この度は、県立柿崎病院で1ヶ月間研修させていただきありがとうございました。大学病院以外の初めての市中病院ということで、最初は戸惑いましたが、病院の皆様のご協力により徐々に慣れていくことができました。
 柿崎病院の研修では、外来も担当し、かなり自主的に患者さんに治療をしていくことができ、とても貴重な経験となりました。外来で診た患者さんを入院させ、病棟でも担当するという一連の流れは普通の病院では、まず経験のできないことであり、柿崎病院で研修でき本当に良かったと思います。大学病院で外来を持つのは、卒後かなりの年数を経ないとできないことであり、良い経験となりました。
 また、自分の担当患者が急変し、救急搬送することになった場合もありました。他院への紹介、搬送など主体的に取り組めました。
 水曜(スイスイ)勉強会では、TIA後の脳梗塞発症率について講演させていただきました。このようなコメディカルに対しての発表機会はなく、大変勉強になりました。実際に自分の患者さんで、TIAの患者さんが入院後脳梗塞を発症し、救急搬送されることとなりました。将来脳外科を目指す自分にとっては、大変貴重な症例で勉強となりました。
 地域医療の特色として訪問医療をさせていただきました。訪問医療では、退院後の介護度の高い患者さんを診察しました。介護度が高いことは、それだけ入院するリスクが高いことがわかりました。実際往診では何も異常のなかった患者さんがその後自分の外来を受診し、そのまま入院となった症例もありました。その後その患者さんは無事退院されましたが、地域での往診の大切さを実感しました。
 柿崎病院では、外来、病棟を通して患者さんにムンテラなど説明する機会が多かったです。大学病院ではムンテラの機会はあまりなく、実際に患者さんに説明するのは難しいことだと感じました。柿崎病院で経験したことを生かして今後の研修に役立てたいと思います。
 最後に、この1ヶ月ご指導していただいた藤森先生、鈴木先生、木島先生、工藤先生、眞水先生、本当にありがとうございました。先生方の優しく丁寧なご指導により、多くのことを吸収できました。今後どの科の医師になったとしても、柿崎病院で経験したことは私の医師としての基盤となると思います。1ヶ月間ありがとうございました。
 


上越総合病院
臨床研修医 岩井 由樹
(研修期間 H27.3.23~H27.4.28)
 今回3月23日から4月28日までの約1ヶ月間の間、地域医療研修をさせて頂きました。研修内容として初診外来や病棟管理、訪問診療などとても実の多い研修だったと実感しています。
 研修に来る前までは、自分が最初に外来診療を行う機会はほとんどありませんでした。その中で、柿崎病院では問診、診察、検査とほぼすべてを任せて下さり、毎日とても充実していました。自分一人に任されることは負担にもなりますが、それ以上に、患者さん一人一人に対してどのように筋道を作って治療や検査をしていくかを考える力を身につける機会となったように感じます。
 入院管理においては、主に自分が入院適応であると判断した患者さんの担当となっていました。外来時から退院までずっと携わることができ、また様々な疾患を抱える患者さんを診ることができたことで、色々な患者、疾患に対する知識が深まるとともに包括的な視点から診察できるようになりました。
 このような研修ができたのは、病院内職員の皆様方のおかげだと思っております。研修が始まったばかりでなれない頃は質問や失敗を繰り返していましたが、その都度笑顔で丁寧に対応して下さり、そのおかげで多大なご迷惑をかけつつも無事に研修を終了することができました。間違えているところや忘れていることを速やかに指摘してくださったり、いつの間にかフォローして頂いていたりと、日々とても有り難かったです。
 今回は今までの研修ではできないことを多く学ぶことが出来ました。研修期間中に学べたことを自分の中でしっかりと理解し、今後の研修や将来に活用できるよう成長してゆきたいです。
 


新潟大学医歯学総合病院
臨床研修医 水戸 正人
(研修期間 H27.1.5~H27.3.30)
 私は平成27年1月5日〜3月30日までの3ヶ月間、柿崎病院で地域研修を行わせて頂きました。指導医、スタッフの皆様に大変お世話になり、非常に働きやすく、また有意義な3ヶ月を過ごす事が出来ました。
 今回、地域研修を行うにあたり「地域の特性を知り、地域医療に求められる知識・技術はなにかを知る」という目標をたてました。自治医科大学の卒業でありながら新潟大学医歯学総合病院、県立新発田病院という基幹病院でしか研修をしていない私にとって、地域ではどんな疾患が多く、限られた医療資源でどこまで治療を完結し、どこから搬送するのか、などは非常に興味深いものでした。
 この3ヶ月でこれまで以上に多くの事を学んだように思います。特に印象深く、また重要だと感じたのは「患者、そして患者家族の立場になって考える」ということです。これは非常に当然な事であり、これまでも考えていたことであります。しかし、高齢者が多い医療に触れ、自分が主治医となり、すべての患者が元の生活に戻れる訳ではないということを多く経験し、患者の今後の生活の仕方、患者自身や支える家族の想いや負担、そして尊厳をもった死のむかえ方、などを考える機会が多く、患者自身やその家族と、正直に誠実に、そして熱意を持って話すことの大切さを学ぶ事が出来ました。柿崎病院のスタッフ全体が患者、そして家族のために出来る事を必死で考えているということを肌で感じた3ヶ月間でした。
 今回の研修を通して、今後柿崎病院で働く上で求められる知識・技術がなにかを知る事が出来ましたし、生き方・死のむかえ方などを話し合うという貴重な経験が出来ました。更なる研鑽を詰み、今後は地域・病院スタッフ、みなさまの力になれますよう努力していきたいと思います。力及ばぬ点も多く、ご迷惑をおかけしたにも関わらず、見捨てず指導して頂いた病院スタッフのみなさま、本当にありがとうございました。柿崎病院がこれからも、またこれまで以上に、地域住民に愛される病院でありますことを祈念しております。
 


              上越総合病院
                    臨床研修医 遠藤 真佑
              (研修期間 H26.11.3~H26.12.28)
 8週間、僕にとってはとても短い期間でしたが、大変お世話になりました。ありがとうございました。そして期間中、僕の仕事のしわ寄せで皆様に迷惑をおかけしたことも多かったと思います。申し訳ございませんでした。
 柿崎病院の印象ですが、病院全体がとても良くまとまっているという印象が強かったです。僕が学生の頃から見てきた病院は大学を含めてここで7つ目になります。学生で見学するのと、研修医として研修するのとではかなり違うので単純に比較はできないかもしれませんが、これまでの病院で一番一体感があると思いました。病院が大きくないというのも一因かもしれませんが、それを差し引いてもまとまりのあるいい病院だと思いました。 
 先生方は皆とても親切で、ご自身の仕事だけでも忙しいのに僕のことで時間を割いて下さり、ありがとうございました。外来ではおそらく正直には、研修医にやらせるよりは自分でしてしまった方が楽だと思いますが、僕ら研修医に任せていただいたこと、また適時適切なご指導を下さいましたこと、とても感謝しています。ありがとうございました。
 クラークの皆様には特に外来で大変にお世話になりました。予約などの手続き的なことはそれこそ丸投げしてしまい申し訳ございませんでした。とても助かっていました。 
 看護師の方もみなさん親切なだけでなく、何でも教えて下さり、仕事も僕の分もカバーして下さるのでとても助かりました。僕が気付かなかったり、分からなかったり、遅い分だけ仕事を増やしてしまっていたと思います。短い期間でしたが、ベッドの上で立ち上がったり廊下へふらふらと出て行ったり、または悪態をついたり大声を出したりと手のかかる患者さんが多かったように思います。一回の転倒でも高齢者にとっては大きな事故につながることがあります。夜間などは特に病院内の他のスタッフの目の届かないところで神経を使ってお仕事なさっていることに対してはいつも感謝しております。ありがとうございました。
 リハビリ、薬剤師、検査や画像の技師の方々、栄養科・調理師の方々、人数が多くないのに加えて、流れやオーダーの分からない研修医が来る度に指導して下さりとても大変だと思いますが、親切に対応していただきありがとうございました。
 事務の方々も、書類一つにしても僕が取りに行けばいい所を持ってきて下さったり、仕事の手を止めてカルテを探して下さったりと親切にして下さりありがとうございました。感謝しております。
 患者さんについてもこちらの病院に来たころによく感じていたのは、柿崎の患者さんはよく話す人が多いなぁということでした。今から考えるとたまたま話好きな人にあたっていただけかもしれませんが、患者さんがいろいろ自分から話してくれるというのは日ごろからこちらの先生が患者さんの話をよく聞いているということだと思います。
 この度は皆様に大変お世話になりましてありがとうございました。この恩返しは患者さんにしていくつもりですが、まだ力がないので医療として還元していくのは大分先の話になると思います。ただ少しずつでも知識、技術、経験と重ねて行き、患者さんに貢献できる医師、もっと将来的には病院や地域に貢献できる医師になりたいと思います。
 


              上越総合病院
                    臨床研修医 篠田 正浩
              (研修期間 H26.9.29~H26.10.26)
 1ヶ月というとても短い期間でしたが、ありがとうございました。
 病院の規則や作法にようやく慣れてきたところに研修が終わってしまい、少し惜しい気がします。柿崎病院での研修で最も印象に残ったことは、やはり新患外来です。今までも当直や内科でも新患外来をやらせて頂いたことはありますが、地域医療としての新患外来は初でした。病院ごとにそれぞれの役割があり、その役割に沿った医療を行うというのが一般的な認識ですが、まさにその部分を経験させて頂いたように思います。柿崎病院は地域に根ざした病院で、柿崎地区を中心とした地域住民の方々は軽症、重症問わず何か症状があれば来院されます。その中で柿崎病院で治療可能なもの、2次または3次病院に紹介し治療してもらった方がよいものに振り分ける必要があります。上越総合病院では、ほとんどの症例は院内で治療可能なことが多く、振り分けをする必要がありませんでした。こういった振り分けも考えながらの外来は初めてでとてもいい経験になりました。
 また、全人的に診ていく地域医療の特徴も勉強させていただきました。教科書などで書いてあるように治療を行う場合もありますが、多くはその人の環境、例えば経済的理由、家族との関係、介護度などを加味した治療を行うことになります。何が正解で何が不正解かというのがはっきりしない局面で、患者本人、家族とより綿密に話し合い、本人、家族が納得できる医療を考えて研修できたことは、今後何科に進んでも医者として必要なことであるため、何よりも貴重な経験になったと感じております。
 さらに、医療者向けの勉強会や患者向けの勉強会の発表の場もいただき、ありがとうございました。相手に何か話すというだけで難しいのですが、さらにわかりやすく説明する難しさを改めて感じながら発表の準備、発表をしました。これは医療とは直接関係はないかもしれませんが、将来的に自分が講演や学会発表などの場を頂いたときの基礎になることではないかと考えています。緊張しましたが、楽しくできました。
 最後になりますが、藤森先生をはじめ、鈴木先生、工藤先生、木島先生、眞水先生には臨床的なアドバイス、勉強になる質問などをしていただき、1ヶ月前の自分よりはステップアップできたのではないかと思います。ありがとうございました。同時期に一緒に研修した渡邉先生(あやちゃん)、安田先生(せいちゃん)にも話し相手になってもらい、より密度の濃い研修になりました。本当にありがとうございました。
 


              順天堂大学医学部付属 順天堂医院
                    臨床研修医 安田 誠太
              (研修期間 H26.10.1~H26.10.31)
 1ヶ月、大変お世話になりました。
私はいわゆるヤバイレジデント(通称:ヤバレジ)という部類に属しており、先生方にはご迷惑をおかけする場面が多かったかと思います。それでも温かく見守ってくださり、いろんな事を教えて下さった先生方には本当に感謝しています。ありがとうございました。
 柿崎病院で体験させていただいた事はどれも新鮮でした。大学病院で研修をしている私にとって、肺炎や尿路感染症等commonな疾患の経験が少なかったからです。外来診療や、自分で入院適応の有無や治療計画を考える事、患者さんや家族への説明…。自分ひとりでやったことのない事をたくさんさせていただきました。
 新鮮だったことは他にも、事務作業や病院内のルール等、戸惑ってしまうような困る方面でもたくさんありました。戸惑っているにも関わらず「大変だった」ではなく「新鮮だった」と感じる事ができたのは、医師の方々だけでなく看護師さんや薬剤師さんなど病院全体の人が親切にサポートしてくださったからだと思います。
 柿崎病院は本当にいい病院で、清掃員や売店の方も気さくに声をかけてくださいます。病院全体が家族のような雰囲気があり、気持ちが和みました。
 「小さい医者は病気を治し、中くらいの医者は人を治す。大きい医者は国を治す。」という言葉があるそうです。研修中、私は病気だけを治そうと励んでいました。例えば発熱があり、肺炎で入院された方。私は肺炎が治れば退院、と単純に考えていました。しかし改めてよく考えてみれば要介護度5であり、かなりの高齢者です。次にまた熱がでたら、食事が摂れなくなったら、自宅で介護を続けられるのか、等々、本人だけでなく家族が直面するであろう問題点はいくらでも出てきます。そういった内容をあらかじめ考えて患者さん家族に説明する上級医の先生方の姿は、人を治している医師の姿だなぁと感じました。また院長の藤森先生は地域講演会等で地域に対する啓蒙活動も熱心にされており、まさに大きい医者の姿を間近で見させていただけました。
 地域医療という枠で一ケ月だけの短い研修となりましたが、非常に有意義な研修をさせていただきました。藤森先生をはじめ、鈴木先生、工藤先生、木島先生、眞水先生、本当にありがとうございました。
 


              順天堂大学医学部付属 順天堂医院
                    臨床研修医 渡邉 彩香
              (研修期間 H26.10.1~H26.10.31)
 1ヶ月間という短い期間でしたが、大変お世話になりました。
地域医療を学ぶなら、知らない土地で研修したいという気持ちがあり、柿崎病院を選択しました。昨年の秋ごろに、藤森先生が順天堂医院の研修医のために地域医療枠で柿崎病院の紹介をなさっていたのがまだ記憶に新しい中、柿崎病院での研修が始まりました。
 柿崎病院ではどのような症例にあたることができるのだろうと考えておりました。地域医療研修ですので、専門治療が必要ではない症例、いわゆるcommon diseaseを経験したいと思っておりましたが結果、私が予想していた以上にバリエーションにとんだ症例を受け持つことができました。ウォークインで入ってこられた方で外科手術適応になった症例、心不全急性増悪や、橋梗塞、肺炎、脱肛等、あらゆる分野の疾患を経験することができました。大学病院では、私が受け持ってきた症例の治療に関しては基本的に方針が決まっていることが多く、研修医が入る余地が残っていないことも少なくありませんでした。また症例は持っていますが、「なんとなく」治療が進んでいたことが多いことに気づきました。それも柿崎病院に来て、最初の診断から検査、そして治療導入に際し、自分で方針を立てることも多かったことからあらためて気づかされました。とても勉強させて頂きました。
治療をしているという実感が得られたことで、医師として医療現場を牽引していく立場であることを改めて認識できました。
 柿崎病院に来て、一番良かったことは、自分が無知で無力であることを痛感したことだと思います。何度も経験したことのある症状に対しても、毎回疑問が生じ、自分の選択した治療でまちがっていないのかと考えることが非常に多かったです。研修医2年目で、疑問を持つことが少なかったことは反省すべき点です。より多くの症例を学ぶことで知識は増えていくかもしれませんが、ひとつひとつの症例に対し、勉強を積み重ねていかなければならないと思いました。
 藤森先生をはじめ、鈴木先生、工藤先生、木島先生、真水先生には新患外来から病棟・当直まで大変お世話になりました。また、医師会講演会や、地域住民に対して行われる講演会にも参加させて頂き誠に有難うございました。非常に勉強になりました。そして、柿崎病院の医療スタッフの皆さんにも大変ご迷惑をおかけしたかと思いますが、温かく私たち研修医を迎えてくださったことを感謝致します。病棟でも外来でも私たちに優しく指導してくださって、慣れない環境でも楽しく研修することが出来ました。1ヶ月間、柿崎病院で学んだことを胸に成長していきたいと思います。有難うございました。
 


              新潟県立中央病院
                    臨床研修医 猪俣 晃一
              (研修期間 H26.8.25~H26.9.28)
 院長先生から応接室の書を見せていただきました。幕末から明治にかけて活躍した松本良順という方の直筆で「柿崎病院」と書かれています。この地で長い間人々に愛されてきた歴史のある病院であることが伝わってまいりました。この松本良順という方は、新選組のメンバーの診療を行なったり、海水浴の健康に対する効用を広めたりと大変な功績のあるかたのようです。
 看護部長さんからは、柿崎病院を取り巻く医療環境などのご説明を伺いました。今回私が、みさせていただいた入院患者さんの中にも、このときにご説明頂いた病院や診療所からの紹介の方がおられましたし、退院後の紹介先になっていたところも沢山あります。連携を密にして、良い医療環境の維持に努めておられる様子が伝わってまいりました。
 病院の中には、いろいろな役割の方々がおられます。病院の外部の人間からみると病院の人たちは、病院でお世話になる人という意味では同じということになると思います。それぞれの役割の人たちが協力して働くことで病院というものが動いているということを私は改めて感じさせていただきました。
 病棟業務や外来業務を担当させていただきました。皆さん忙しい中で、いろいろお願いしたり、お伺いしたりすることもありました。ありがとうございました。看護師さんをはじめ、いろんな職種の方々が、医者と患者を結ぶパイプ役になっていただいている側面もあります。大事な役目をてきぱきとこなして頂きまことにありがとうございました。外来でも、やっぱり看護師さんやクラークさんにいろいろ助けて頂きました。ありがとうございます。
 訪問診察で、沢山のお宅を訪問させていただきました。院長先生と看護婦さんと一緒に、各家庭を訪問し、ご家族が笑顔で迎えて下さいました。患者さんたちも、院長先生がこられて非常に喜んでおられました。院長先生がとても地域に密着し親しまれているご様子も拝見させていただきました。院長先生、看護師さんと共に沢山の患者さんの様子を拝見できて大変光栄に思っております。
 米山の里への院長先生の回診に同行し、職員の方が業務に励んでおられる様子を見させていただきました。患者さんの容態が悪くなって病院に入院することになると、その方のためのベッドが空いた状態になって、施設にとっては損失になってしまうそうです。患者様には、早く回復していただき、また施設でいつものお仲間と快適に過ごして頂けるよう私も頑張ろうと思いました。
 末期がんの患者さんに対する医療として、病院ではいろんな職種の方が治療にかかわっています。それぞれの力が和になってより大きな患者さんの安心につながっていけばいいなと思います。
 袖触れ合うも他生の縁ということわざのように、共同作業で仕事に取り組めたことは、私にとっては貴重な経験になりました。今後も何らかの形でこの経験を活かしていきたいと思います。
 


              上越総合病院
                    臨床研修医 林 晃久
              (研修期間 H26.7.28~H26.8.31)
 地域医療の研修のため、7月末から8月末までの一か月間、柿崎病院で研修させていただきました。柿崎病院の研修では、病棟業務に加え、一般内科外来、一人での当直、訪問診療などを経験させていただき、非常に多くのことを学ぶことができました。
 外来では、一般的な臨床推論や医学的な知識を学んだだけでなく、地域ならではの特性を経験することができました。ご高齢の方が多く、肺炎や尿路感染症、心不全などのcommon diseaseが非常に多いこと(それと意外に偽痛風が多いこと)や、限られた資源を利用した診断方法などを経験できました。また、外来には健診で異常を指摘された方も来院され、混雑時には時間の制約が強く、トリアージを含め要領よく診察を行う必要性を強く感じました。最初は戸惑いながら、診療を行っていましたが、common diseaseに関しましては、一か月のうちに要領よく行う術が次第に身についていったと思います。また、救急外来と異なり、一般外来ではより長期的な観点で診療を行う必要があるため、その違いに難しさを感じることもありました。柿崎病院の研修では、assessment, planまで一人の医師として責任を持って決断することが求められたので、「適切な検査・治療は何か」「入院の適応はどうか」など、頭を悩ますことが多くありましたが、非常に良い経験になったと思っております。
 病棟では、肺炎、尿路感染症、心不全、偽痛風、心房細動、甲状腺機能亢進症、胆管炎などの患者さんを担当しました。疾患自体に珍しいものはなかったかもしれませんが、疾患の治療だけでなく、患者さんを全人的に診るということを学ぶことができたと思います。特に地域の病院だとご高齢の方が多いので、病気が良くなった後のリハビリのことや食事のこと、退院した後の生活のことなど多くのことを考える必要があり、そういった面でも良い経験ができたと思います。
 訪問診療では、実際に地域の方々の生活を目にすることができ、今後の診療に具体的なイメージを持つことができるようになったと思います。また、訪問診療、訪問看護の重要性を再認識することができました。
 以上簡単ではありますが、柿崎病院での研修の感想を述べさせていただきました。一ケ月間、本当に良い経験ができ、満足した気持ちでいっぱいです。院長先生をはじめ、お忙しい中ご指導してくださった先生方、温かく迎えてくださったコメディカルのスタッフの皆様方、そして何より地域の皆様方、本当にありがとうございました。
 


              新潟県立中央病院
                    臨床研修医 金山 武史
              (研修期間 H26.7.7~H26.8.3)
 1か月という短い期間でしたが、大変お世話になりました。
 柿崎病院での研修では新患外来・病棟業務・夜間の当直・訪問診療・病院職員への講義など多岐にわたる研修をさせていただきました。
 新患外来では肺炎や尿路感染症などいわゆるcommon diseaseを診察させていただきました。その中で患者さんを待たせずに効率よく診察するには主訴からトリアージし、どのタイミングでどの検査を提出すべきなのかを四苦八苦しながら学ばせていただきました。また、患者さんを単に診察・診断するのではなく、ADLや要介護度、家族背景などを考慮し、内服にするのか点滴にするのか、点滴にするとしても単回投与の方がいいのか複数回投与が可能かなどを考えながら治療計画を立てていかないといけないことを痛感しました。
 夜の当直では限られた人材と検査体制の中で診察を行わせていただいたのですが、柿崎病院で可能なこと等を鑑みたうえでトリアージをし、患者さんを迎え入れるかどうかの判断を下したことはとても良い経験になりました。また、正確な診察や身体所見がいかに重要か痛感しました。
 病棟業務ではコメディカルの方とお互いに気持ち良く仕事を行うために、自分が何をすべきかを常に考え、時には相談させていただきました。この点は自分の中で課題が多く見つかり、県立中央病院に戻った後でも精進していこうと思いました。
 訪問診療では主に寝たきりの方の在宅での診察をご一緒させていただいたのですが、ここでも正確に身体所見を取ることの重要性を学びました。更に、患者さんや患者さんのご家族とコミュニケーションをとり、信頼関係を築くという医療の原点を垣間見させていただきました。
 そのほか様々なことを経験させていただいたのですが、どれも今後につながる経験だと実感しました。
 最後に知識不足や経験不足で至らない点ばかりであった私に多くのことをご教授し、時には叱咤激励してくださった藤森院長、鈴木先生、工藤先生、眞水先生、木島先生、拙い指示などでご迷惑ばかりかけても優しく接してくださったコメディカルをはじめとしたスタッフの方々には本当にお世話になりました。柿崎病院での地域研修を活かし、今後の医師人生の礎としていこうと思います。本当にありがとうございました!
 


              倉敷中央病院
                    臨床研修医 小池 修平
              (研修期間 H26.6.1~H26.6.30)
 私は1か月間、県立柿崎病院で地域研修を行いました。まずは私の研修を受け入れて下さった病院長をはじめ、関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
 柿崎病院での研修は初めてのことばかりでした。最たるものは、初めて入院主治医を受け持ったことでした。治療方針の決定はもとより、患者やその周辺について十分に把握することや、他の医療・介護スタッフとリーダー的な立場で接するということが必要とされ、それは責任感を伴い難しくもあり、同時にやりがいのあることでした。
 疾患としては新患外来を担当して感染症を主として診療しましたが、精査を並行して行い、悪性疾患で専門科へ紹介するということや、コントロールを要する慢性疾患の症例を偶然経験しました。やはり地域住民の医療の窓口として、患者の病態全体を把握して、継続した診療につなげることの重要性を再認識しました。またヘルスプロモーション活動として、週末に地域住民の方向けの講演会を開催して情報の提供・指導を行う、ということも経験しました。大勢の住民の方が参加されており、興味関心の高さに驚かされました。
 その一方で、例えば開業医の先生が休診されて外来患者が不便をこうむるなど、頸北地域における医師不足を実感することもありました。
 振り返って、柿崎病院での研修は総じて恵まれていたと感じます。病床数は小さく患者数は限られていますが、上級医の先生方は経験豊富で、教育熱心でした。病棟、外来、検査等のスタッフの方もたくさん声を掛け合っていてコミュニケーションのよく取れた一体感のある病院でした。
余談にはなりますが、お引上げ商工会祭りの民謡流しに参加したことも印象的でした。院長をはじめとして、地域住民の皆さんによく声をかけられている姿を見て、地域との強い結びつきを感じ、そのような病院で研修できたことを誇りに感じました。
 以上、簡単ではありますが、率直な感想を述べさせていただきました。この1か月の経験を活かして、今後の長い医師人生を豊かなものとしていければと思っています。
 末筆ではありますが、県立柿崎病院の今後益々の御発展をお祈り申し上げます。
 


              順天堂大学医学部付属 順天堂醫院
                    臨床研修医 小川 崇
              (研修期間 H26.4.1~H26.4.30)
 今回初めて順天堂醫院から新潟県立柿崎病院に研修に伺いました。地域医療という枠組みで研修をさせていただきましたが、人と人とのつながりを感じることができた1ヵ月でした。病院で働いている方同士、病院と患者様、どちらも心の距離が近いと感じました。
 道端やスーパーで出会う機会があり、笑顔で会釈。そんな身近さが地域医療の良さだと思います。訪問診療もその一つです。初めての体験でしたが、家に病室があるような印象を受けました。これは適切な表現でないのかもしれませんが、そこで行われているのは医療でした。一つ一つの家に居るのは限られた時間でしたが、信頼関係が成り立っていなければできないことが多くありました。玄関を開け、部屋に入るまでの流れにしても、私のような「知らない人」が入っても嫌な顔一つせずに迎えて下さいました。
 担当させて頂いた外来診療においては、多くの患者様がいらっしゃる中で要点を絞り、検査計画を立てていかなければならない状況は初めてでした。午前中までの受付にもかかわらず、診察開始が午後になるなど、患者様を大変長くお待たせしてしまったこともありました。それにも関わらず、嫌な顔一つせずに診察室に入って来た患者様の、言葉の一つ一つから心持を慮って言葉をかけることができたかどうか、自信はありません。しかし、精一杯の対応をさせて頂いたつもりです。
 思い入れのある体験を一つ。ある、咳を主訴に夜間外来を受診された方がいらっしゃいました。臨床症状から感冒を疑ったのですが、この方は基礎疾患があり肺炎も視野に入れる必要がありました。夜間のため、画像検査も血液検査もすぐにはできません。注意深く全肺野を聴診し、最終的に感冒として帰宅されました。しかし、自信のなさから後日外来受診を勧めました。そして外来にてお会いし、「よくなりました。」と一言笑顔。病院までわざわざ来て頂いたにも関わらず、感謝の言葉を述べて頂けることに、医療の持つ言葉の意味を考えずにはいられませんでした。でも、診察に少し自信が持てた一瞬でした。
 このように休日の診療ではすぐに検査ができない環境なので、問診と身体診察の重要性を痛感するとともに、自身の「手段」の少なさを悔いる場面が多くありました。電話相談にしても、十分に問診ができていれば、適切な病院を紹介できていたことがありました。反省点です。
 たった1ヵ月という期間でしたが、地域医療の一員として、この柿崎の地で医療に携わることができました。一助になれたのかには自信がありませんが、それでも患者様の笑顔を見られたことは、私の喜びの一つです。1ヵ月間本当にありがとうございました。地域の患者様、病院関係者の皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。


              新潟大学医歯学総合病院
                    臨床研修医 西山 佑樹
              (研修期間 H26.1.6~H26.3.31)
 私は3ヶ月間、柿崎病院で地域医療研修をさせていただきました。まだ未熟な僕がこの3ヶ月間を何とか乗り切ることができたのは、一重に周りのスタッフの皆様のおかげであると思っております。この場を借りましてお礼を言わせていただきたいと思います。
 新潟大学医歯学総合病院や新発田病院といった基幹病院で研修してきた僕にとって柿崎病院が医師になって初めての地域医療病院でした。基幹病院では主に重症疾患、救急疾患、稀な疾患を経験させていただきましたが、地域病院である柿崎病院では主に全人的医療を経験させていただきました。全人的医療とは特定の部位や疾患に限定せず、心理面や社会面も含めて患者を総合的に診ていく医療だと考えていますが、それを実践していくためには患者の包括的評価と多職種による介入が必要であると思います。病気を治したり主訴を取り除くだけに必死になるのではなく、生活レベルや生活環境、介護環境なども含めて包括的に患者の評価と介入をしていき、そして退院時には医師、看護師、理学療法士、ケアマネージャー、家族、患者を取り囲む全ての人たちで話し合い、みんなで支えていく。柿崎病院ではまさにそんな全人的医療が実践されており、この3ヶ月間で多くを経験し、学び、そして大きな感銘を受けました。
 これからは高齢者人口が増えてくることもあり全人的医療の必要性がさらに増してくることが予想されます。どの道に進むにしても医師として医療に携わっていくのであれば、一度は地域医療の現場に身を置き、地域医療とはどのようなものなのかを経験すべきであると思います。柿崎病院は地域医療研修を行う場として最もふさわしい病院の一つであると思いますので、是非一度柿崎病院で研修することをお勧めしたいと思います。この柿崎病院での3ヶ月を糧に、今後も精進していく次第であります。柿崎病院のスタッフの皆様、誠にありがとうございました。


              上越総合病院
                    臨床研修医 布施 理子
              (研修期間 H25.10.7~H25.11.3)
 1ヵ月という短い期間でしたが、たくさんのご指導ありがとうございました。
 病棟業務だけでなく、外来、訪問診療など、地域に根付く医療を経験させていただき、とても勉強になりました。外来診療においては、今まで新患外来を担当させていただく機会はありましたが、継続して患者さんの経過を診ていく機会はなかったので、良い経験になったと思います。老若男女問わず受診される中で、患者さんの基礎疾患や生活環境などの背景を踏まえ、この患者さんにはどこまでの検査をしてどこまでの治療をすればよいか、日々悩みながら診療に当たりました。初診の患者さんや退院後の患者さんの経過を診ていく中で、良くなっていることを楽しみにしつつ、診療に臨みましたが、時に思いどおりに行かず、あまり良くならなかったり、こじらせて入院されたりと、まだまだ勉強が足りないと痛感することも多かったように思います。1ヵ月という短い間だけでしたが、慢性疾患の患者さんに対するアプローチの仕方も経験でき、外来診察の醍醐味を感じることができました。外来診療も含め、1人当直など、大きな裁量権を与えられ、その怖さを実感するとともに、良くなっていく患者さんに励まされ、大きく成長できた1ヵ月でした。
 これまでの研修で、検査に頼らず、身体所見や問診を大切にする診療を教えられ、自分自身でも心掛けてきました。しかし、すぐに検査ができない夜間帯や休日診療、訪問診療をはじめ、日常診療でも限られた検査しかできない中で、最後の最後で自信のない部分は検査に頼っていたということを実感させられたので、この先もっと勉強して技術を磨いていきたいと思います。
 また、併設の特別養護老人ホームや訪問診療、患者さんやご家族へのインフォームドコンセントなどを通じて、高齢化社会での地域医療の役割を考え、今後の自分の診療に生かしていくことができるきっかけを作ることができたと思います。老老介護や認知機能の低下している患者さんに対して、入院適応や退院後の生活など、患者さんやご家族にとって本当の意味で必要な医療は何なのか、答えのない問いを常に頭において診療していくことで、今まで自分にはなかった視点が生まれたように思います。
 さらに患者さんへの勉強会、医療スタッフ同士の勉強会で発表させていただき、ありがとうございました。相手の立場に立った内容で発表する難しさを実感し、不安を抱えての発表でしたが、終わった後に面白かった、分かりやすかったと言ってくださる方々がいて、本当にうれしかったです。これから先、予防医学が重視されてきますが、患者さん、医療スタッフと一緒になって、疾患予防に取り組むことの大切さ、面白さを経験できてよかったです。
 最後になりますが、藤森先生をはじめ、先生方、病院スタッフの方々、短い間でしたが、大変お世話になりました。心から感謝申し上げます。柿崎病院での経験を生かして、よりよい診療ができるよう、精進していきますので、これからもよろしくお願いいたします。本当にありがとうございました。