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季節性インフルエンザワクチン
〜平成30年度のインフルエンザ予防接種は終了しました〜
インフルエンザは冬に流行するウイルスです。悪寒・戦慄、高熱、咳、鼻汁などを初期症状とし、体力のある成人でも寝込んでしまうことのある疾患です。体力のない乳幼児、高齢者では、命にかかわる危険な状態になることも少なくありません。
インフルエンザワクチン(予防接種)は、インフルエンザの発症を抑え、発症しても軽症化させる効果が知られています。
(高齢者に対するインフルエンザワクチンの有効性)
発症阻止 56%
肺炎阻止 53%
入院阻止 50%
死亡阻止 68%
下記の条件に該当する方は、インフルエンザワクチン接種をおすすめします。
1)ワクチン接種することを強くすすめられる方
呼吸不全、重症喘息、肺気腫、心不全、心臓病、腎不全、糖尿病などの病気の方
(主治医に相談の上、申し込みをしてください)
2)ワクチン接種することをすすめられる方
高齢者、病院の医師、看護師、長期療養施設や老人ホームで働く人、呼吸不全・心不全
のある患者と同居している家族など
・ワクチンは鶏卵で作るため、卵(鶏卵、鶏肉)アレルギーのある方は接種できません。
・ワクチン接種の一般的副作用は、接種部位の腫れ、かゆみなどの局所反応や発熱、頭痛、倦
怠感などの全身反応が、接種者の一部の方に出現することがあるとの報告があります。
肺炎球菌ワクチン
◎ワクチン接種には事前の予約が必要です。
来院予約の場合(内科外来)
月〜金曜日 午前8時30分〜午後5時まで
電話予約の場合(内科外来)
月〜金曜日 午後1時30分〜午後5時まで
接種日は月曜日から金曜日の間で選ぶ事が出来ます。
接種当日は午後3時までに受付を済ませてください。
尚、当日の体調により接種が出来ない事があります。
肺炎球菌が原因となる肺炎などの感染症を予防するためのワクチンです。
1回の接種で5年以上免疫が持続するという報告もあり、ワクチンを接種しておくと、肺炎にかかっても軽い症状で済む効果が期待されます。
特に65歳以上の方や糖尿病の方、心臓や呼吸器に慢性疾患のある方にはおすすめします。
麻疹・風疹ワクチン
◎ワクチン接種には事前の予約が必要です。
来院予約の場合(内科外来)
月〜金曜日 午前8時30分〜午後5時まで
電話予約の場合(内科外来)
月〜金曜日 午後1時30分〜午後5時まで
接種日は月曜日から金曜日の間で選ぶ事が出来ます。
接種当日は午後3時〜4時の間に受付を済ませてください。
尚、接種当日、体調により接種が出来ない事があります。
@ワクチン接種の重要性と意義
平成19年春から夏にかけ日本全国において、10歳後半から30歳前半の青年層に麻疹の流行がみられ、
学校閉鎖が一部で行われるほど社会問題となりました。
麻疹は感染力が強く39度以上の高熱を発し、肺炎、脳炎など重篤な合併症があり、ワクチン接種によりこれらの合併症を予防できます。
国の対策としても平成20年度から5カ年計画として従来の小学校就業前の麻疹・風疹ワクチンの接種に加えて、中学1年と高校3年を対象とした2回目の麻疹・風疹ワクチン接種を行うこととしています。
尚、現在麻疹単独ワクチンは製造されていないため麻疹・風疹混合ワクチン接種となります。
A麻疹(はしか)
ウイルスの感染によっておこる感染症です。感染力がとても強く日本人は一生に一度はかかるとも言われています。
感染後1〜2週間して症状が出始めます。
まず、発熱・咳・鼻水・結膜炎が出始め、特に咳が強くなります。
2〜4日目ごろ、いちど熱が下がります。このころ口の中(ほっぺたの裏側)にコプリック班と呼ばれる白い斑点が出ます。(一番他人にうつしやすい時期です)
半日たてば、再び高熱が出て、今度は発疹が出始めます。発熱・咳・鼻水・結膜炎などの症状はさらにひどくなります。
合併症を起こさなければ、二度目の熱は4〜5日ほどで下がり発疹の色も変わり皮剥けしてきます。
B風疹(3日はしか)
多くの場合「麻疹(はしか)」より軽い病気ですが、感染力は強く、学童・思春期に多発します。
但し感染しても4人に1人は発病しないと言われています。
小さな紅班状丘疹・リンパ線の腫れ・発熱症状が出始めます。
リンパ線の腫れは通常発疹の出現よりも数日早く出現し3〜6週間で引いていきます。発熱は38〜39℃
程度で3日程続きます。