平成24年度第2回地域講演会「活き生き健康生活」

<開催日>平成24年10月6日(土)
<場 所>柿崎地区公民館
<講演内容>
1.もれない、むれない、快適なおむつの選び方と当て方:看護師・オムツフィッター1級 布澤奈緒美

 オムツにはいろいろな種類があります。本人も介護する人も快適に生活できるよう、状況に合わせて選ぶことが大切です。
<オムツの種類と選び方>
@リハビリパンツ
 助けがあればトイレに行ける方は、下着感覚ではけるパンツタイプを選びます。
Aテープ止めオムツ
 トイレに座るのが難しい方や一日中寝て過ごす方に使います。
B尿取りパッド
 リハビリパンツやテープ止めオムツの中に入れて使います。汚れたらパッドだけ交換できるので経済的です。長時間吸収できるタイプもあるので、夜間のおむつ交換の負担を軽減できます。
C軽失禁用
 ・吸収パンツ 使い捨ての紙製や洗濯して繰り返し使える布製があります。
 ・軽失禁パッド 普段の下着に貼って使います。生理用ナプキンで代用する方もいます
         が、かぶれの心配があるので軽失禁パッドがおすすめです。
<介護を楽にするポイント〜もし、オムツが必要になったら〜>
 身近な人(ケアマネ、看護師等)に何を用意したらよいか詳しく聞き、お店の人に状況を説明してオムツを選んでもらいましょう。おしりふきも必要です。アルコールの入っていないものを選びます。
オムツをあてるときは、準備の段階でオムツのギャザーをしっかり立てて尿とりパッドを内側にきちんと入れる、足のつけ根にギャザーが合うようにする、尿量とオムツ交換のタイミングによって尿取りパッドを選ぶなどで漏れを防ぐことができます。一度漏れてしまうと心配で尿取りパッドをたくさんあててしまうことがありますが、かえって隙間ができてしまったり、オムツの中が蒸れて床ずれやオムツかぶれの原因になったり、オムツの無駄遣いにもなってしまうので、なるべくシンプルに使うことが大切です。オムツの問題を一人で悩まずに、身近なケアマネやヘルパー、看護師など専門の人に相談しましょう。

2.在宅介護が楽になる!むせない食べ方・食べさせ方:摂食・嚥下障害看護認定看護師 繻エ広美

 年をとってくると、歯がなくなって噛む力が低下することで丸飲みしやすくなったり、唾液の分泌量が少なくなり口の中が乾きやすいなど、いろいろな機能の低下からうまく飲み込めずにむせることが多くなります。むせないように食べ方・食べさせ方を工夫しましょう。
<むせない食べ方・食べさせ方>
・テレビを消すなど静かで落ち着いた環境にして、食事に集中する。
・体に合った高さのテーブル・椅子で安定した姿勢で食べる。
・少しあごを引いた状態で食べる。介助するときもあごが上がらないよう、下の方から食
 事を運ぶ。
・最初の一口は慎重に、ゆっくりよく噛んで一口ごとに飲み込む。
・スプーンは小さいものを使って、一口量を少なくする。
・疲れた時、むせた時はいったん食べるのを休憩する。
・食後は口の中をきれいにし、1〜2時間は寝ころばない。
・食事形態を工夫する。
 注意が必要な食品…水分       :水・お茶 ⇒トロミをつけるとよい
          酸味の強いもの  :酢の物
          パサつくもの   :ふかしイモ、ゆで卵
          弾力が強いもの  :こんにゃく、かまぼこ
          のどに張りつくもの:もち、のり、わかめ
          粒が残るもの   :ピーナッツ、大豆
          繊維の強いもの  :ごぼう、ふき
<いつまでも安全に食べるために>
・会話の機会を増やし、会話のときには口や舌をしっかり動かしはっきりと話す。
・体を動かして、筋力・体力をつける。

3.自分でできる介護予防体操〜体操を通じて筋力低下を防ぐ〜:理学療法士 木賀洋

 平成22年のデータによると、要支援の認定を受けた3人に1人は、転倒や骨折・関節疾患が原因であり、寝たきりになった原因でも転倒や骨折・関節疾患が第3位となっています。足腰が弱ると動くのがおっくうになり、動かないと筋肉量が減少し、痛みがさらに増えて、動かしづらくなるという悪循環に陥りやすいので、できる範囲で少しずつ体を動かす習慣をつけましょう。家で椅子に座ったままできる運動や横になったままできる運動など、簡単な運動を紹介させていただきました。詳しい運動の方法などはお気軽にリハビリ室までお問い合わせください。